礼拝メッセージ

4月19日(日)礼拝メッセージ要旨

 

「わたしを愛しますか」          ヨハネの福音書21章15〜19節
今日の本文にはイエス様とペテロの会話が記されています。21章2節を見ますと、ペテロを含めて7名の弟子たちがともにいました。彼らはイエス様が捕らえられた時、イエス様を裏切り捨てて皆逃げてしまいました。また、ペテロは人々から「あなたもイエスの仲間ではないか」と追い聞かれた時「『そんな人は知らない』と言って、のろいをかけて誓い始め(マタイ26:72)」て逃げてしまったのです。弟子たちはイエス様とともに生活しながら教えられ、イエス様が行なわれた奇跡をも見ました。そしてイエス様は弟子たちに十字架の出来事について3回も教えて下さいましたが、弟子たちは皆逃げてしまい、失敗してしまったのです。
しかし、今日の本文を読んでみますと、イエス様は弟子たち責められることではなく、愛を持って弟子たちに話しかけて下さいます。そのようなイエス様のお姿から、失敗を赦して下さり変わらない愛をもって私たちに話しかけて下さるイエス様について学ぶことができると思います。
まず、イエス様はペテロのことを「ヨハネの子シモン」と3回も呼んで下さいます。そしてこの「ペテロ」という名前は、イエス様に初めて出会った時につけてもらった名前でした。それ以降「シモン・ペテロ」という呼び方は良く使われ、21章でもそうでした。しかし、ここでは「ペテロ」という名前ではなく「ヨハネの子シモン」と初めて出会った時の呼び方で呼んで下さっておられます。ペテロという名前、これはイエス様が付けて下さったものです。ですから、ペテロはその名前で呼ばれることによって、イエス様に対する自分の失敗が思い出されたかも知れません。また、ペテロ自身もその名前から自分の失敗を考えずにはいられなかったかも知れません。しかし、イエス様は「ヨハネの子シモン」と呼んで下さる事によって、失敗した弟子として呼んでいるのではなく、イエス様と初めて出会った時の姿を覚えて下さった呼んでおられるのです。このようなイエス様の姿は、ペテロに対する変らない愛を示して下さることであり、その愛をもってペテロを呼んでくださることだと思います。
その後、イエス様はペテロに3回も「あなたは、わたしを愛しますか。」と聞かれます。それは他の何よりもわたしを愛しますかという、イエス様への愛の再確認が問われていると思います。何よりも、誰よりも、あなたはわたしを愛しますか。あなたは真にわたしを愛しますか。とイエス様が聞いておられるのです。失敗を経験して落ち込んでいるペテロでありましたが、イエス様は3回の質問を通して、ペテロ自身がイエス様を愛している事をもう一度確認して下さったのです。そのようなイエス様のお姿を通してペテロはイエス様への愛を覚え、自分の心の中で再確認し、その思いを真心から告白することが出来たと思います。
イエス様は、私たちにも同じように聞いておられます。「あなたは、わたしを愛しますか」そして変らない愛をもって私たち一人一人を呼んでおられます。このようなイエス様の愛の呼びに、「主よ。私があなたを愛することとは、あなたがご存じです。」と答え、その愛の中で歩んで行く者になりたいと思います。

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