礼拝メッセージ

9月23日(日)礼拝メッセージ要旨

 

「生き返った恵み」             ルカの福音書15章11〜24節
 本日の本分は教会は勿論、多くの人々に「放蕩息子」というタイトルでよく知られているたとえ話です。ルカの福音書には三つのたとえ話が書いてありますが、そのどれも同じ教えであって「失われたものを見つかった時の持ち主の喜びが強調されています。本文のたとえ話も同じように家を出た弟息子が帰ってきたことを大変喜ぶお父さんの姿をよく見ることができます。
 そのようなたとえ話の中で弟息子は何をどうしたでしょうか。彼はお父さんに、財産の分け前をください、と大変なことを求めました。人倫にはずれたことであるし、息子からそのような話を聞く親の心は氷のように凍ってしまう話しだと思います。ところが、その話しを聞いたお父さんは財産を分けて兄と弟に分けてやりました。そしてそれをもらった弟は、何日もたたないうちに、自分のものを何もかもまとめて家を出て行ったのです。そして遠い国、即ちお父さんに干渉されないところに行って、そこで放蕩して湯水のように財産を使ってしまったのです。しかし、そのような生活は長続きできず、彼は何もかも使い果たしてしまいました。さらにその国に大きなききんが起こり、彼は食べるものさえない、大変な状況になりました。そんな彼を助けてくれる人は一人もなく、お腹が空いて豚の餌であるいなご豆でも食べたいと思いましたが、それさえ与えてくれる人がなかったのです。
 そういう悲惨な状況にあった時、彼は我に返ってお父さんのところの豊かさを思い出しました。そしてお父さんのところに帰って、神様に対してお父さんに対して罪を告白しようと思ったのです。その後、彼はお父さんのところに帰ってその通りにやりましたが、その帰ってきた息子を見つけたお父さんは彼を大変ん喜び、彼を迎え入れてくださったのです。私たちの父なる神様のそばにいることの喜びを覚えたいと思います。私たちがいるべきところは、自分勝手な道ではなく父なる神様のそばである、そこに真の豊かさと喜びがあると言うことを覚えたいと思います。

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