礼拝メッセージ

9月17日(日) 礼拝メッセージ要旨      大竹海二先生

 

「驚くべき招待」               第1ペテロ2章9―10節
教会ということばのギリシャ語はエクレシアということばですが、元の言葉はカレオーという言葉で、カレオーとは「呼ぶ」という意味です。ですから教会とは、神に呼ばれた者たちのことと言えるのです。この神様の招きは、どこからどこへの招きであるのかというと、「やみの中から光への招き」である、ということです。
9節に4つのことが書かれています。まず「選ばれた種族」―み言葉の中に、「しかし神は、知恵ある者をはずかしめるために、この世の愚かな者を選び」とあります。つまり、人間が誇る物は何一つないということです。また「王である祭司」―「祭司」ということばのラテン語の意味は、「橋をかける人」ということです。ですから、神様と人との間に橋をかける働きを、クリスチャンは祭司として、しているということです。
次の「聖なる国民」―「聖」ということばは、「他とは異なる」という意味のあることばです。光を浴びる前は、自分のために生きていました。けれども光を浴びた後は、神様のために生きる者へと変えられていくということです。最後は「神の所有とされた民」―神様の手に握られている存在である、ということです。クリスチャンは愚かで貧しい者でしかないのですが、その所有者が神様であるということで、クリスチャンは驚くべき価値をもつことになるのです。
9節の最後のところで、「それは、あなたがたを、やみの中から、ご自分の驚くべき光の中に招いてくださった方のすばらしいみわざを、あなたがたが宣べ伝えるためなのです。」と教えています。ここで言われています「すばらしいみわざ」とは、一言で言えばキリストの十字架のみわざのことです。今朝のみことばは、自分のそばにいる人たちが、神様の愛の対象の人であり、自分を通してその愛をいただく人なのだ、ということを発見するためのみことばとして、聞きたいと思います。

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