礼拝メッセージ

6月26日(日) 礼拝メッセージ要旨 

 

「主の教育と訓戒」           エペソ人への手紙6章1-4節

 本日は前回に続いて親たちへの教えについてです。その4節を見ますと「父たちよ。あなたがたも、子どもをおこらせてはいけません。かえって、主の教育と訓戒によって育てなさい。」と書かれています。
 先ず、親は「子どもをおこらせてはいけません」とありますが、ここで「おこらせる」というのは、相手を人格的に無視し非難して、失望させるという意味です。即ち、親として子どもの心に傷を与えたり人格的に無視したりしてはいけないということです。子どもにとって無理な事を押し付けるのではなく、親は子どもたちの話しに耳を傾けて、その子どもの行動の背後にある思いや考え方を理解出来るように努力しなければなりません。愛情深くて理解心豊かな親の励ましは、子育てにおいて非常に重要な事だと思います。
 そして4節の後半を見ますと「かえって、主の教育と訓戒によって育てなさい。」とあります。この世の価値観や一般的な常識によることではなく、主の教育と訓戒によって育てなければなりません。ここで「主の教育と訓戒によって」というのは、言い換えれば「聖書によって」という事です。即ち、親は子供たちに聖書を教えなさいということです。子どもたちは親に与えられた神様からの賜物です。親は神様から子どもたちに聖書を教えなければならない責任を頂いたものであるということを忘れてはいけません。
 また、「主の教育と訓戒によって」という言葉には、主ご自身がして下さるという意味もあります。子どもたちの教育を主に任せて、主ご自身が子どもたちを教えて下さり、導いて下さることを祈り求めなければなりません。神様に頼り助けを求めて、親として深い理解心と愛をもって子どもたちを育てて行く事、これがクリスチャンの親に与えられた責任であるのです。
 私たちは誰かの子どもであり、親、あるいはそのような立場にいます。私たちに与えられて親への教え、子どもへの教えを覚えて神様のみことばを証しして行きたいと思います。

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