礼拝メッセージ

5月3日(日) 礼拝メッセージ要旨

 

「神の大きな愛のゆえに」          エペソ人への手紙2章4-7節

2章1-3節では、罪の中に死んでいた人間の絶望的な姿を説明しました。しかし4節からは、そのような人間に希望が見え始めます。そのような死の状態にあった私たちを神様が憐れんで下さったと言います。罪過と罪によって死んでいただけではなく、自分を救う事が出来る力も全くない罪人を神様が憐れんで下さいました。そして神様ご自分の計り知れない愛のゆえに、私たちを死んでいたままにして置かないで、私たちに救いを与えって下さいました。

1-3節と4-7節を「しかし」という言葉を入れてまとめて見れば次のように言えると思います。「私たちは生まれながら神様のみ怒りの対象でありました。しかし、神様が私たちを愛されるその大きな愛のゆえに、私たちを憐れんで下さったのです。私たちは霊的に死んでいました。しかし、神様が私たちをキリストとともに生かして下さり、キリストとともに天の所に座らせて下さいました。」この短い「しかし」という言葉を通して、驚く逆転が起こっています。以前の堕落した私たちの絶望的な状態が、しかしの以降には神様の愛深い主権的働きと強く対比されています。1-3節では私たちはこの世の流れに従い、空中の権威を持つ支配者に従い、自分の肉と心のままを行なっていたと言いました。4-6節ではそのような私たちに主権的に三つの事を成して下さいました。私たちをキリストと共に生かし、キリストと共によみがえらせ、そしてキリストと共に天の所にすわらせて下さいました。

それは神様がご自分の豊かな恵みを明らかに示そうとされる大きな目的のためです。即ち、救われた私たちを通して、神様の豊かな恵みと神様の計り知れない大きな愛が、そしてその憐れみがこの世に見せられるのです。ですから、この世は私たちを通して、神様の豊かな恵みと愛を知ることが出来るのです。その豊かな恵みに感謝し、私たちが救われたという事には神様ご自身の目的があるということを覚えなければなりません。私たちを通して栄光を受けられ、私たちを通してご自分の豊かな恵みと大きな愛をお示しになる神様に感謝しましょう。

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