3月8日(日)礼拝メッセージ要旨
ペテロの手紙 第二 1章12〜18節 「真理に堅く立つ」
ペテロはこの手紙を書いた目的について、12節から15節にかけて繰り返し「思い起こす」という言葉を用いながら語っています。ペテロは、読者がすでに真理を知り、その上に堅く立っていることを認めています。それでも彼は「いつも思い起こさせるつもりです」と言います。それは、私たちが忘れやすい存在だから、そしてキリスト教の真理は一度聞けばすべて自分のものになる、というものではないからです。何度も思い起こすことで、福音の真理はより深く、より確かなものとして心に覚えることが出来ます。
そしてペテロはこの箇所で自分の死についても触れています。「幕屋を間もなく脱ぎ捨てることを知っています」と。しかしペテロは死を恐れていません。終わりが近いと知りながらも、ペテロは最後まで与えられた使命を果たそうとしました。この手紙はそのような彼の遺言ともいえる、真剣な思いが詰まった書です。
そして16〜18節では、自分たちが伝えてきたメッセージの核心に触れます。それは「主イエス・キリストの力と来臨」です。当時、偽教師たちは「再臨の約束などどこにあるのか。創造の初めからすべては変わらないではないか」と主張し、裁きはないとしていました。そしてペテロの伝える再臨のメッセージを「巧みな作り話だ」と非難していました。
これに対してペテロは、自分たちは「キリストの威光の目撃者」として伝えているのだと言います。その証拠として挙げるのが、変貌の山での出来事です。この変貌の山での出来事は、やがての再臨の確かな前触れです。ペテロにとってそれは生涯忘れることのできない光景であり、主の再臨への揺るぎない確信の根拠でした。
私たちも力をもって再び来られる主イエス・キリストを思い起こしたいと思います。毎週の礼拝、日々の御言葉と祈りを通して、この福音の真理を繰り返し心に刻みながら、主の再臨を待ち望んで歩む者になりたいと思います。
