12月21日(日)礼拝メッセージ要旨
「救い主の誕生」 マタイの福音書1章18〜25節
本日はイエス・キリストの誕生という、聖なるクリスマスの出来事についてともに考えてみたいと思います。マタイの福音書は、処女マリヤが聖霊によって身ごもったという、人間の理性では到底信じられないような驚くべき内容から始まっています 。しかし、これこそが神の御子が人として来られたという、大切な信仰の真実なのです 。
今日の箇所では、特にマリヤの夫となるヨセフの姿に注目してみましょう。婚約期間中にマリヤの妊娠を知ったヨセフは、どれほど悩み、苦しんだことでしょうか 。聖書はヨセフのことを「正しい人」と記しています 。この「正しい」という言葉には、律法を忠実に守るという意味だけでなく、その根底に深い慈愛を持っているという意味も含まれています 。彼はマリヤを愛していたので、身ごもったということを分かったのですが彼女をさらし者にせず、ひそかに縁を切ろうと決めたのです 。正義を貫くことと、愛を守ることの間で揺れ動く葛藤、それがヨセフの苦悩でした 。
そんなヨセフの夢の中に、主の使いが現れました。「恐れずにマリヤを妻として迎えなさい。その胎に宿っている子は聖霊によるのです」と告げたのです 。そして、その子の名を「イエス」と名付けるように命じられました。イエスとは、「ご自分の民をその罪からお救いになる方」という意味です 。また、この出来事は700年も前のイザヤの預言、「インマヌエル」の成就であることも示されました 。
「インマヌエル」とは、「神は私たちとともにおられる」という意味です 。罪によって神様から離れてしまった私たち人間に、神様御自らが近寄ってくださり、常に寄り添ってくださるという、想像もできないほどの恵みの約束なのです 。ヨセフは、自分の理屈や判断を一旦横に置いて、神様の命令に従い、御使いに命じられた通りにマリヤを迎え入れたのです 。
私たちもヨセフのような、神様への信頼と従順な心を持ちたいと思います 。人生の深い悩みや困難の中にいる時も、インマヌエルの神様は必ず私たちとともにいてくださいます 。私たちを罪から救うために来られたイエス様の誕生を心から喜び、いつも共におられるその愛を、周りの人々にも伝えていく道を歩んで行きたいと思います。
