礼拝メッセージ

7月8日(日)礼拝メッセージ要旨

 

「招いてくださる神様」            ルカの福音書14章15‐24節
 本日の本文でイエス様は「盛大な宴会」というたとえ話をしてくださいます。それはイエス様の話しを聞いていた一人の人がイエス様に「神の国で食事する人は、何と幸いなことでしょう」と言ったことからのことでした。前の段落でイエス様は、パリサイ派の指導者の家に招かれて食卓についている人々に「義人の復活のときお返しを受ける」と言うことについて語られました。それを聞いたパリサイ人は、自分たちこそ神の国で食事を、神様よりお返しを受ける、何と幸いな人なのかと思い、それをイエス様に話したことだと考えられます。
 そのように思っていたパリサイ人たちに「盛大な宴会」のたとえ話をしてくださいます。最初に「盛大な宴会を催し、大勢の人々を招いた主人」が出て来ます。この主人は宴会のすべての準備をしておいて、宴会に行きますと答えた人々に僕を送ってその知らせをします。ところが、その宴会の話しを聞いた人々は、みな同じように断わり始めます。ある人は畑を買ったのでどうしても畑を見に行かなければならないと、ある人は五くびきの牛を買ったのでその牛を試しに行かなければならないと、そしてある人は結婚したので行けないと、盛大な宴会への招きをそれぞれの言い訳をもって断ります。このような断り方は宴会を用意した主人にとっては非常に侮辱的なことです。そのような話を聞いた主人は、彼らに怒って当然の話しです。
 しかし、この主人は怒りの代わりに憐れみを、そして恵みを示して下さいました。そして宴会を取りやめることではなく、急いで僕を送り、貧しい者や、からだの不自由な者や、盲人や、足のなえた者たちを宴会に招いて下さいます。そして自分の家がいっぱいになるように、無理にでも人を招いて来るように、と話します。この主人は父なる神様でした。私たちに「さあ、おいでください。もうすっかり、用意ができました」とご自分の宴会に招いてくださるお方なのです。その神様の憐れみと恵みを覚えて喜びと感謝をもって生きて行きたいと思います。

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