礼拝メッセージ

12月3日(日) 礼拝メッセージ要旨

 

「罪を取り去る神」            サムエル記第二 12書1-13節
 本日の本文は、神様が預言者ナタンをダビデに遣わしてその罪を指摘してくださる内容です。初めにナタンは例え話をしますが、その例え話には富んだ者と貧しい者が出て来ます。貧しい者には自分の娘のように大切にしていた一匹の子羊がいました。ある日、富んだ者のところに旅人が来ました。それで富んだ者はその旅人にもてなしをしなければならなかったですが、自分の羊や牛は惜しんで貧しい者の一匹の子羊を取り上げて、それで調理をして出したのです。
 そのようなナタンの話しを聞いていたダビデは、それが自分のこととは思わず、その富んだ者に対して死刑だ、あわれみの心もないのだと話します。このダビデの話しを聞いていたナタンは、ダビデに「あなたがその人です。」と告げます。そして本文の7節と8節でその理由を説明しました。そこには、神様がダビデに有り余るほどすべてのことを与えてくださったのに、ダビデはそのような神様の戒めをさげすみ、他人の妻を取り、その妻の夫は殺してしまったと言うことでした。このようにして神様はナタンを通してダビデの罪を指摘してくださいました。この時まで誰もダビデに対してその罪を指摘しませんでした。そしてダビデも自分の罪を悟ることが出来ず、色々な理由をつけて自分を弁護しようとしたかもしれません。却ってバテ・シェバが悪いとか、ウリアが悪いとか、その時に状況が良くなかったなど、自分の罪ではなく他人のせいにしていたのです。
 そんな時、神様はダビデの罪を指摘し教えてくださったのです。そしてダビデはそう指摘された時、すぐに「私は主に対して罪を犯した。」と告白しました。この告白こそ神様が求めておられたことでした。そのように悔い改めるダビデに対して、神様はその罪を見過ごしてくださる、と仰ってくださいます。本日よりアドベントが始まりました。私のために、私を罪と永遠の滅びから救ってくださるために来られたイエス・キリスト、そのキリストのゆえに私たちの罪を赦してくださる神様の恵みを覚えて歩んで行きたいと思います。

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