礼拝メッセージ

12月24日(日) 礼拝メッセージ要旨

 

「この上もない喜び」             マタイの福音書2章1-12節
 本日は二千年前に救い主がこの地にお生まれになったことを記念し祝う日です。この日にクリスマス記念礼拝をささげている私たちは、救い主であられるイエスさまをどのように覚えるべきでしょうか。本文に出て来る東方の博士たちは宝箱をあけて、黄金、乳香、没薬を準備してイエスさまにささげ、救い主を拝みました。そのように私たちも、救い主がこの地にお生まれになったという知らせを喜び、自分の最上のものをもって迎えれ入れなければなりません。
 先ず、この博士たちは東方の国から星を見てエルサレムまで来ました。東方という国を一つに特定することは難しいですが、バビロンのことである可能性が高いです。何故なら、バビロンは旧約時代のバビロン捕囚の時に多くのユダヤ人がそこに定着していましたからです。そして博士というのは天文学と占星術に詳しい人であって、当時としてはエリートであったと考えられます。そういう彼らは異邦人でありましたが、星に導かれてユダヤのベツレヘムまでたどりつき、幼子のイエスさまにひれ伏し拝みました。救い主がお生まれになったこの時に、イスラエルの人々はそれを知りませんでした。祭司長もいれば律法学者もいましたが、誰もイエスさまを拝んだりしませんでした。そこには遠い国からベツレヘムまで来た異邦人の天文学者たちがいたのです。
 そのような彼らを神様は星を通して導いて下さいました。旅の途中、大変なことは色々とあったと思われます。長いだけに大変な旅路でしたが、そんな旅路を守り導いてくださったのは神様でした。自分たちを先導した星がついにイエス様がおられるところにとどまり、それを見た博士たちはこの上もなく喜びました。その大きな喜びはここまで導いてくださった神様のみ力を恵みを覚えてのことでしょう。私たちの信仰歩みも神様はそうやって導いてくださいます。この一年間もここまで導いてくださった神様を覚えまして、私たちに与えられる大きな喜びに感謝するものになりたいと思います。

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