礼拝メッセージ

9月8日(日)礼拝メッセージ要旨

 

「小さなことにも忠実に」           ルカの福音書19章11~27節
弟子たちやイエス様についていた多くの人々は、イエス様がエルサレムに近づくことによって、大きな期待を抱くようになります。それはイエス様によってユダヤ民族がローマ帝国から解放され、世界で最も優れた民族となることです。そう思っていた人々に、ザアカイの家でのイエス様の発言「きょう、救いがこの家に来ました。」ということは、自分たちが思うようなことが起こるだろうという期待感をもっと強くすることでした。それで多くの人々は「神の国がすぐにでも現われるように思っていた」のです。ここまでイエス様が行って来られた数多くの奇跡、教えて来られたこと、さらに過越の祭という時期のことまで。この時、弟子たちを含めて多くの人々はイエス様がエルサレムに入られると、すぐに神の国が現れると思っていたのです。
そのように思っていた人々にイエス様は十ミナをしもべたちに預けた主人のたとえ話を話してくださいます。ある身分の高い人が王位を受けるために遠い国に行きます。その時に、彼は10人のしもべたちを呼んで、一ミナずつを与え、「私が帰るまで、これで商売しなさい。」と話しました。そして主人が帰ってきまして「金を与えておいたしもべたちがどんな商売をしたかを知ろうと思い」しもべたちを呼びました。3人のしもべたちが出てきますが、その中で二人は十ミナと5ミナを儲けたと主人に話し、それに対する報いをもらえました。しかし、一人のしもべは「私はふろしきに包んでしまっておきました。あなたは計算の細かい、きびしい方ですから、恐ろしゅうございました。」と報告し、このしもべは1ミナをも取られてしまいました。
主人が遠い国に行って帰ってきたように、イエス様の再臨も遠いことです。しかし、主人か帰ってきたように、その再臨は必ずあることで、その時まで信仰者である私たちにはあることが命じられているのです。それはイエス様の教えに忠実に従い、それを実践し証しする生き方なのです。やがて来られるイエス様のことを覚えまして私たちに与えられた救いの喜びを証しして歩んで行きたいと思います。

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