礼拝メッセージ

5月19日(日)礼拝メッセージ要旨

 

「みな神様の前に出ている」           使徒の働き10章24〜35節
本日の本文は、使徒ペテロと百人隊長であるコルネリオとの出会いについてです。著者ルカはこの二人の出会いについて、使徒の働き10章を通して非常に詳しく説明しています。それほどユダヤ人であるペテロと異邦人であるコルネリオとの出会いは使徒の働きにおいては非常に重要な出来事であるためです。この二人の出会いにおいてはいくつかも不思議な出来事がありました。先ずは、コルネリオが祈りの中で幻を見るようになします。その幻の中でペテロを招きなさいと告げられますが、コルネリオはそのまま従いました。また、ペテロも幻を見ますが、天から大きな敷布のような入れ物が下りてきまして、それをほふって食べなさいと聞いたペテロでした。しかしペテロにとっては食べてはならないものが入ってありましたので、ペテロはそれを拒み、目を覚めてから幻の意味について思い惑っていました。
丁度、その時にコルネリオが送って人々はペテロのところにつきまして事情を説明して、その翌日ペテロと共にコルネリオの家に行きました。ペテロたちがコルネリオの家に着いてから見ますとコルネリオは親族や友人たちを呼び集めてペテロを待っていました。このようにしてペテロとコルネリオは出会うようになりますが、そこで私たちはこのふたりの謙遜な姿と神様のみことばに従う姿を学ぶことが出来ます。ローマの百人隊長のコルネリオがユダヤ人を招くことも普通ではないし、ユダヤ人のペテロが異邦人の招きに応じてその家に訪ねることも普通ではありません。ところが、二人は神様のみことばに従ったのです。それも二人はその目的は分からないことでしたが、それでも神様のみことばに従いました。
このような二人の従順な姿を神様は用いてくださり、ペテロには異邦人の救いについて、そしてコルネリオには福音を語ってくださったのです。私たちも神様のみ前に出ている者として、そのみことばに従い歩むことができるようになりたいと思います。

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