礼拝メッセージ

12月6日(日) 礼拝メッセージ要旨

 

「愛のうちに歩む」             エペソ人への手紙5章1-2節

今日の本文でパウロは私たちに大きなチャレンジを与えています。それは「神にならう者になりなさい」と勧めているからです。

まず、「神にならう者」とは、どういうことでしょうか。1節に使われた「ならう」という動詞は、「模倣する」、「型を取る」、または「真似をする」等の意味を持っています。即ち、「ならう者」とは、師匠と見習いとの関係のように、その師匠の姿を型取ったように模倣して従う者という意味です。このように、私たちは神様に選ばれた民として、そして神様に愛されている子どもとして、神様にみならう者となりなさいとパウロは勧めているのです。

それでは、どうしたら「神にならう者」となることが出来るのでしょうか。それについてパウロは2節で「愛のうちに歩みなさい」と言います。そして続けて、神様の愛についてキリストのみ働きを通して説明しています。即ち、神様にならう事とは、愛のうちに歩むことであり、その愛とは神様がイエス・キリストを通して私たちに教えて下さった愛であるということです。キリストは私たちを愛されて、私たちのために、ご自身のすべてを捨てて、人となってこの地に来られたのです。そしてこの地に来られて、ご自身を神様への供え物として捧げられました。そしてイエス・キリストがご自身をささげ物として、供え物として神様に捧げられましたことが神様への香ばしいかおりとなりました。私たちの代わりに、ご自分をささげられたイエス・キリストの犠牲の愛が、香ばしいかおりとなって、神様にささげられたのです。即ち、イエス・キリストがご自分の犠牲を通して、私たちに施して下さった愛のように、その愛のうちで行ないなさいということです。

キリストがあなたがたを愛されたように、あなたたちも愛のうちに歩みなさい。神様がキリストを通して見せて下さった愛の中で行なう時、私たちの愛は神様にならうものとなり、神様に喜ばれるものとなると思います。神様が私たちに教えて下さった、見せて下さった、そして実現して下さった愛、その愛のうちに歩む者となりたいと思います。

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