礼拝メッセージ

11月29日(日) 礼拝メッセージ要旨

 

「イエス様に選ばれた者」       マルコの福音書 3章13‐19節
 本日の聖書は、イエス様が12名の弟子をお選びになった有名な内容です。以前、イエス様が安息日に片手のなえた人を癒して下さったことがありました。その時、パリサイ人たちはヘロデ党の者たちと手を組んでイエス様を殺そうとする相談を始めました。本日の聖書はその続きですが、それと共に、当時イエス様に関する話しはガリラヤを中心として東西南北広い範囲に広がり、各地から大勢の人々がイエス様のもとに集まって来ました。
 このような状況の中でイエス様は12名の弟子をお選びになりましたが、本日の本文によりますと「ペテロ、ヤコブとヨハネ、アンデレ、ピリポ、バルトロマイ、マタイ、トマス、アルパヨの子ヤコブ、タダイ、熱心党員シモン、イスカリオテ・ユダ」です。ここに書かれている人々のことを見ますと、ある者たちは漁師、ある者は収税人というローマ帝国のために働いた人、ある者は激しい愛国主義者でした。その他の人々をも、いずれにしても彼らの中には専門的な宗教・政治的指導者は一人もいなかったのです。そしてこれからのイエス様の働きに役に立つような権力者も、お金持ちも、戦略的に優れた人もいないのです。こんな人々でありますが、イエス様はどのような基準をもって、何のために彼らをお選びになったのでしょうか。
 先ず、イエス様は「ご自身でお望みになる者」を選ばれましたと書かれています。それは、徹底的にその選びの基準が人間にあるのではない、という事です。選ばれた基準を人間から捜す事ではなく、その基準が神様ご自身にあるという事です。そしてその選びの目的は、イエス様の身近に置いて彼らを教え、そして彼らを遣わして福音をのべさせるためでした。私たちは12弟子でも、12使徒でもありません。しかし神様同じくご自身のお望みのまま私たちをも選んで下さり、神のこどもとして下さり神の家族として下さいました。それは私たちに神様の愛を教えて下さり、その愛を周りの人々に伝えさせるためなのです。私たちに与えられた神様の恵みを愛を覚えて、選ばれた者としてその神様を伝える者として生きて行きたいと思います。

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